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3月 11

部下のやる気を引き出すフレームワーク

労働白書によると、「仕事のやりがい」を感じている人は16.6%にしか過ぎないという状況。なんと働く人の6人中5人は、仕事にやりがいを感じないまま仕事をしているという現状です。

 

 

私が、新入社員時代。今から約20年前。
その当時は、まだバブル前。円高不況で大変な時でした。そんな時代的背景もあり、上司が部下にやるモチベーションの方法としては、「アメ、ムチ、監視」の3点セットでした。
当時、コンサルティング会社に勤めていた新人の私に、上司は、「稼ごうと思えば、いくらでも稼げる会社です。」と業績給の話を行い、アメを与えてくれました。そして、メチャ、ハードな仕事と、叱咤激励をしながら、私をモチベートしてくれました。少し業績が悪くなると、夜中の2時も3時もまでかかって、「何で、どうして」と業績が悪い理由を突っ込まれていました。その突っ込まれるのが恐怖で、必死に業績アップに努力しました。
恐らく、多くの会社でも似たようなモチベーションしかなかったと思います。

 

そして、今も同じようなモチベーションに対する考え方で、同じようなやり方を繰り返している企業やリーダーが多いのではないでしょうか?
しかし、先ほどの、働く人の6人中5人が「仕事にやりがい」を感じていない現実を考えると、リーダーや管理者が使っていた、従来のモチベーション方法は既に耐用年数がきている。

パラダイムシフトをしていかなければならないと思うのです。

同じようなやり方で、部下がついてくるかと言えば、それは難しい。効果がでていないのです。

 

時代が変わり、環境が変わり、人の価値観も変わってきました。それに合わせて、モチベーションに対しての考え方、やり方も変えていく必要があるのです。

私はマニュアル化時代、仕組み化の時代、新しいモチベーション方法が求められていると考えリーダーズモチベーション研修のプログラムを作りました。

今は、「仕組み化」が全盛の時代。製造ラインから始まった仕組み化の波は、今、あらゆる職種に広がっています。私の主な仕事もこの、「仕組み化」のお手伝いです。

 

しかし、「仕組み化」が広がるにつれ、弊害も出てきています。それは「仕組みで働く人」のモチベーションです。リーダーが単純に「仕組み化」を徹底していくと、ルールが細かに、マニュアルが細かになってきます。

それに連れ、働く人の創意工夫が入る余地がないような風土が出来上がっている企業が多いのではないでしょうか?企業の官僚化です。働く人もロボット化、官僚化していく。

そうなると、せっかく「労働生産性を高める目的で作った仕組み」が、逆に働く人のやる気を低下させ、逆に生産低下を招いてしまう。入社当時は「やる気に満ち溢れた人」でさえ、社内で時間を過ごすうちに「言われたとおりにやっておけばいいんでしょう」的な考えを持たせてしまう。こんなケースが多くの企業で起こっているのです。

 

「仕組み化」は大事です。しかし、「仕組み化」を進めていけばいこうとするほど、「その仕組みで働く人達のやる気」をリーダーがどう引き出すかが重要になっていくのです。

そこで、大切になるのが「やる気を引き出す為のフレームワーク」と「具体的にやる気を引き出す為の技術」です。

 

 

以下がリーダーズモチベーション研修で教えている「部下のやる気を育てるフレームワーク」の概要を図表です。

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部下をお持ちの方は、この図をお手元に置かれているだけでも、部下のやる気を育てるヒントになると思います。

 

 

 

 

 

リーダーズモチベーション研修の詳細はコチラ

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