目標管理は、マネジメントの祖、P・Fドラッカーによって提唱されました。
ドラッカーはそれを「MBO−S(Management by Objectives and Self−Control/マネジメント バイ オブジェクティブズ アンド セルフ・コントロール)」と表現しました。
これが基礎。キーは「自己管理による目標管理」という哲学。自律的な目標管理ということ。
残念ながら目標管理がうまくいっていない企業は、この哲学が忘れ去られ(もしくはご存じなく)、会社が立てた目標を一方的に与え、月次会議等で一方的に締め上げる「他者管理による目標管理」という哲学を導入している場合が多い。他律的な目標管理ということ。
他律的な目標管理は全く効果がないか?といえばそうではなく、それなりに効果はある。ノルマ的な目標を与え、その未達に対しての恐怖によって、「目標は絶対に達成せねば!」という感情を引き起こすからです。
只、他律的な目標管理で成果を出し続けるはかなり難しい。
他律的な目標管理を長く継続させると、最初は結果が出るが、長くやればやるほど「目標のことを考えるだけで気分が悪くなり、目標達成の為の手段を考えることを避ける現実逃避」する社員が増えてくるからです。
これでは目標達成など夢の又夢。
目標管理はやっているが、達成率の悪社員が多い会社などはこのパターンに陥っているケースが非常に多い。
目標管理をうまくやるには、ドラッカーの目標管理の哲学である「自己管理による目標管理」を実現すればいいということになるのだが、実際にやろうとすればいくつかネックがある。
それは目標管理に参加している社員の質である。
御社では、「自分達で目標を作って、自分達で管理し、達成しろ」といきなり社員に言うと、彼らはしっかりと目標管理をしてくれるでしょうか?ベースもなく、いきなりこれをやってしまえば
等々が予測される会社も多いのではないでしょうか?
では、自己管理による目標管理を実現する為のベースとして、社員に身につけさせるべきものは何でしょうか?
弊社では3つの力が必要であると考えています。是非、御社もチェックして頂ければと思います。
自己管理による目標管理を行うには、会社の方針を理解し、その方針を実現する為に自分に求められる「解決すべき問題とは何か?」を考え、目標化する力が社員一人一人に求められます。
当然、その目標実現に向けて行動していけば、目標達成を阻む障害が現れます。それに対して解決策を考え実行していく力が必要になってきます。
具体的には
等々を身につけて頂く必要があります。
ただこの問題形成&解決力は、個人になくても、チームで考える力を養っていけばよいものでもあります。
〒816-0941
福岡県大野城市東大利2-5-1-203
TEL 092-585-7111