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意識改革がかけ声倒れに終わらない為に NEWS&FAQ

コラム: 意識改革を成功させる為の3つポイント

日本電産の永守社長がよく言われている

経営力=(仕組み(仕事の進め方、行動パターン、マネジメントスタイル等々)
+匠(技術力、経験、資産))×意識


という言葉があります。
経営の本質をシンプルに表した実にいい言葉です。


仕組みや匠は大事だけれど、意識は直接、掛け算として経営力に影響してくる。それほど「意識」が大事だという事を表現された公式だと思います。

永守社長だけでなく、多くの経営者が「意識改革」の重要性を説かれます。
そして、私達も日常において、よく意識改革という言葉を使います。


仕事でよくリーダーの皆さんと話をする機会があるのですが、 「部下の意識改革がしたいんですね?」という質問はゴールデンワードです。
そう質問すると、
「そう。部下達の意識改革がしたいんだ。
今のままの意識ではいけないんだ。まずは、意識改革からがスタート」っていうように話が盛り上がっていきます。


この一連の会話の後、私はいつも次の質問を続ける事にしています。
「意識改革というと、部下の皆さんのどんな意識を、今どのように変える必要があるんですか?」

こうと聞くと、考え込まれるリーダーがかなりいます。
あるいは、ポイントが掴めないような意味不明な事を言われるリーダーもいます。


ピシャっと「○○について意識改革が必要だ!」と言われる方は、実は少なかったりします。

実は意識改革が進まない理由は、

「意識改革しなければいけない」という精神論で、思考がストップしており
「何を意識改革しなければならないか」
「意識改革を進める為に、まず自分が何をやるべきか?」まで
一歩深く考えていないことが原因ではないかと思うのです。




部下の立場からすれば、「意識改革しろ!意識改革しろ!」と抽象的に鼓舞されたとしても、何を意識改革すればよいか分かりません。
また、抽象的な「意識改革をしろ」という言葉で捉えると、部下の意識の全否定となってしまうだけ。


抽象的な「意識改革」という言葉は、全く役に立ちません。


「今の意識の何に問題があり、どう変わればいいのか?」が分かってもいないのに、意識改革はできるはずがありません。しかし、漠然と意識改革とお題目を言われるリーダーが多いのが現実です。
今の「Aという意識」を、「Bという意識」に変えよう!と
明確に注意を集中できるように伝えること
が、意識改革の肝になってくるのです。


大事なことは、抽象性をできる限り排除し、具体的に「何を意識改革すべきか?」を伝えることです。
「何を」が具体的であればあるほど、部下は意識改革はしやすくなります。


BizPlus:コラム:中島孝志氏「社長の愛した数式」第56回 日本電産・永守重信社長流 意識改革の法則の中にこんな言葉がありました。

出血多量で危篤状態に陥っている企業の再生には、まずは止血することです。栄養補給や体力回復、体質改善はそれができてからの次善の策です。すなわち、赤字垂れ流し企業の再建でいちばん重要なポイントは、「出るを制すること」が急務の策です。

 そのためにも、まずは役員から末端の従業員にいたるまで、経費削減に対する健全な意識を植え付けること。そして会社として、コストを削減する仕組みを構築すること。この2つが垂れ流し企業からの復活=V字回復には絶対不可欠の課題なのです。 永守流経営で意識と仕組みを一新して三協精機の快進撃が始まります。

永守社長は、抽象的に意識改革と言っているのではないから、成功しているのでしょう。
抽象的に意識改革を求めているのではなく、「出る(コスト)に鈍感な意識」を「出るに敏感な意識」に変える!というテーマが絞れていると思うのです。
「コスト」に関心を持たせ、「発生するコスト」を常に注意を払わせ、「コスト削減に協力しよう」というやる気にさせる!という明確なテーマを持って取り組まれているから、上手く意識改革が進んでいると思うのです。


「意図の変革」→「注意の変革」→「意識変革」→「行動変革」
という形で行動変革は起こっていくのです!

1. 「何」を変革すべきか?を明確にし、「なぜ、それが必要か?」を理解させる

まずやるべきことは、意識改革すべきWHATを絞ることです。つまり
  • 沢山の意識の問題があるなかで、今現在特にどのような意識(A)が問題であり、
  • それをどんな意識(B)に変えるべきか?

を、リーダーが明確にしていく必要があります。(あれもこれもでは意識改革は進みません。まずは絞ること)

次にやるべきことはWHYの明確化。つまり
  • なぜAの意識のままではいけないのか?このままAの意識のままで放置してしまった場合のリスクをしっかり伝える。
  • またBに意識を変えていくことで、周りの人・関係者と自分にとってどんなメリットが発生していくのか?という「なぜAのままではダメなのか?Bに意識改革が必要なのか?」を伝え納得してもらう
ことが、意識変革へのモチベーションに繋がっていくのです。
(これに失敗すると、意識変革は絶対に起こりません)

2. 何に注意を集中させるべきか?を具体的に明確にし、数を絞ることで、注意の変革を図る

日常において、私達はたくさんのことに注意を払いながら仕事をしています。そんな中、別に新たに意識革新の為に沢山の事に注意を払わせようとしてもそれは所詮無理。
結局、どれも中途半端しか注意力を払うことができなくなって意識改革は失敗に終わります。

意識改革しようとする時は、
  • コスト意識などといった抽象的なものを、意識改革の鍵となりうる象徴的で具体的なことに変換してやり(例えば、全ての職場で購入しているモノを今より3%安く購入する等)
  • 具体的なものに、注意を集中させていくことです。

人は抽象的であるより、具体的であればあるほど注意の集中は簡単にできるからです。
(ボールをよく見ろというより、ボールの縫い目をよく見ろというほうが注意の集中はやりやすい)

注意の変革の鍵は「注意対象が具体的で、対象の数を絞ること(できれば1つ。多くても3つ以内)」。

シンプルにしなければ変革は起きません。


3. 次に、実際リーダーが「意図」に対して、注意を払って行動を行う事で、率先垂範で行動革新を示してみせる。

  • リーダー自ら意識改革された行動をとること(シンボリックな行動をとること)。
  • そして常に、リーダーが「その対象」を意識して組織や部下に注意を払う事。

この2つのリーダーの行動革新が、注意力を意識改革につなげるには大切になってきます。(これらを瞬間ではなく、継続的な関心が必要になってきます。)
「意識」という見えないものが、このような「リーダーの行動変革」により見える化され、部下に「意識改革」の具体的姿がイメージできるようになるのです。

例えば、「コスト削減」という部分に意識改革を起こしたければ、まず、自分が「コスト削減」を意識した行動を取る。そしてコスト削減に努力している社員を皆の前で評価し続ける(働きかけ続ける)。
逆に社員に「コスト削減」と叫んでいるけどそれが進まない会社は、社長がコスト削減の努力が社員の側から見えず、努力している社員を評価していないからです。


私のクライアントだった社長は、「コスト削減」意識を社員に呼びかける前に、自分の「コスト削減」を徹底して行われました。車は「セルシオ」から「軽自動車」にし、給料も大幅に削減し、自分の身の回りのものでムダと思えるものを削る努力をされました。
そして、社員に「コスト削減」についての意識改革を求めていきました。


部下に意識改革を求めるには、


  • 「今のどんな意識(A)」を「新たにどんな意識(B)」に改革をすべきか?というテーマを具体的に絞り込み、なぜ変えるべきか?を理解させ
  • その実現の為に、日々何に具体的に注意を払うべきか?を鮮明にし
  • まずリーダー自ら、意識改革どころか行動改革を行う(シンボリックな行動革新を見せる) 。そして、「そのテーマ」に対し、リーダーが注意と関心を持ち、部下達にも働きかけ続ける 。
    ⇒一時的ではなく、継続的にしつこく。
これがスタートになってくるのです。
(全社的で、大幅な意識改革を検討されている方は、「全社的 意識改革実現に向けて|推進チームがやるべき4つの発信」も参考になると思います。こちらも御覧ください。)



ちなみに最も意識改革テーマ(「新たにどんな意識(B)」変えたいか?)として、私がよくお聞きするのが、
「ピンチ・逆境の時こそ、恐れず挫けず、高いモチベーションでチャレンジし続ける」ということ。
つまり、ジレリエンス(逆境でのモチベーション回復力=逆境でも折れない心)を意識改革したいということです。

以下に、「どんなシチュェーションの時、どんな考え方」に意識変革するとレジリエンスが高まるのか?を無料でレポート提供する、レジリエンス診断について紹介しているので、ご興味のある方は御覧ください。



無料!今のあなたの(部下の)レジリエンス向上に向け、何を意識改革すべきか?を診断

小さな逆境であれば、低いレジリエンスしか持たない人でも大丈夫。乗り越えることができます。
しかし大きな逆境を乗り切るには、強靭なレジリエンスが必要になるのですが、対応するだけのレジリエンスがなく、苦しみ、挫折しそうな人も多数発生しています。


私も以前はレジリエンスが高くなく、逆境に直面すると大きくモチベーションを下げ、なかなか回復させることができず苦しんできた経験があるので、同じように苦しんでいる方々に、私がレジリエンスを高めるために身につけたノウハウをご提供することで、少しでもお役に立てばと考え、無料で本診断サービスをはじめました。

レジリエンス(逆境でも折れない力)を評価する際、様々な視点がありますが、本診断では「フレーミング力(逆境・ストレス要因の何に着目し、どう解釈するか?)を中心に、レジリエンスを高める為に何を意識改革すべきか?を診断します。

レジリエンスが高い人のフレーミング特色をもとに、

  1. 現状のあなたのレジリエンス力(ストレス要因や逆境で心傷ついた時、どれだけ回復力があるか?)を評価
     (LEV1~LEV4)
    • LEV1弱り気味レジリエンス(小さな逆境による心の傷でも、回復にも時間がかかる)
    • Lev2 少し弱り気味レジリエンス(通常逆境による心の傷でも、回復にも時間がかかる)
    • Lev3 一般的レジリエンス(通常逆境による心の傷なら、すぐに回復できる)
    • Lev4 強靭なレジリエンス(高負荷逆境による心の傷でも、すぐに回復できる)
  2. 現状のレジリエンスを高める上で、自分の何が問題となっているのか?を知る
    • どんな状況で、どんな着目・解釈するから折れやすいのか?
  3. 強靭なレジリエンスに高めていく為に、まず自分は何を改善していくべきか?を知る (具体的に、どんな状況で、どのような着目・解釈の仕方に意識改革すべきか?がわかる)
    • 具体的に、IF(こんな状況に陥ったら)、THEN(その時は、○○のような着目・解釈)にすれば、折れにくい心になりレジリエンスが高まるのか

を診断レポートとしてまとめています。

レジリエンス診断レポートの見本はコチラ


診断は無料です。(診断レポートは、毎週日曜日の週1回発行予定)

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意識改革実現の為には、まずリーダーのレジリエンスを高める必要があります。
改革実現に向けリーダーのレジリエンスを高めるリーダー研修 L-PRM 研修会
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