本文へスキップ

レジリエンス| レジリエンス研修は

TEL. 092-585-7111

〒816-0941 福岡県大野城市東大利2-5-1-203

全社的な 意識改革実現に向けて|推進チームがやるべき4つの発信

With コロナの時代。意識改革にチャレンジしている企業は多いが…

With コロナの時代。
生き残りをかけて、組織全体の意識改革にチャレンジしている様々な企業のニュースがあちこちから聞こえてきます。
このかって経験したことのない危機的状況を乗り越えるには、様々な意識改革が必要になるからでしょう。

皆様の会社では、どんな意識改革に取り組まれているでしょうか?


意識改革のテーマが簡単な事であれば、以前のコラム「意識改革3つのポイント」でお伝えしたことを押さえていけば、意識改革は十分に進むと思います。

ただ意識改革のテーマが、With コロナ期のような大変革期に対応する為に、
*仕事に関する抜本敵な意識改革 (リアルの仕事を、リモートに)
*変化に関する意識改革 (変化を嫌うから、変化を歓迎する)
*チャレンジに関する意識改革 (失敗を恐れるから、恐れずチャレンジする)
*コストに関する意識改革(聖域なきコスト削減)
等々
といった全社的、かつ大きな意識改革を行おうとすれば、一人のリーダーだけで意識改革をするのは無理。
各部署からリーダーを集めて、推進プロジェクトチームを組み、意識改革を行っていく必要がでてきます。

そこで本コラムでは先の3つのポイントに加え、プロジェクトチームを組んで全社の意識改革を行う為のポイントを紹介していきます。

意識改革を阻む抵抗勢力に対抗するための魔法はあるのか?


意識改革の対象者が多くなるほど、また改革すべきテーマが大きくなるほど、意識改革に反対する社員たち=「抵抗勢力」が沢山出てきます。
今の意識で仕事をしていくことによって得している人が沢山いる。その既得権益を手放せ!と迫るわけですから、抵抗する人がでてくるのも当然です。

大きな声を上げて反対する抵抗勢力はまだマシ。声を上げずに、或いは賛成をするフリをして実は裏では反対したり、改革をサボタージュする社員たちも出てきます。

一人だけで説得するのではなくチームでやるにしても、そのような抵抗勢力となった人達を説得するのは、並大抵のことではありません。

そんな時、彼らの意識改革を弊社もよく依頼されます。しかし、依頼内容を詳しく聞いてみると、求められているのは
「魔法」。抵抗勢力に研修を行って、一気に「意識を変える」という魔法。
残念ながら、弊社にはそんな魔法はありませんので、お断りをすることになります。(もし魔法のような研修があったとしても、一気に意識改革できたものは、一気に元に戻るのではないでしょうか?)


意識改革に必要なのは、根気強い4つの情報発信のみ!

では、そんな抵抗勢力の意識改革を行い、彼らを味方にするには意識改革プロジェクトチームは何をやればいいのか?


シンプルで地味なことですが、
  1. 意識改革して欲しいメッセージを、繰り返し伝え
  2. その必要性を、繰り返し伝え
  3. 意識改革してくれた行動を見つけては皆の前で褒め、そんなモデル行動をして欲しいと、繰り返し伝え
  4. 具体的に問題行動があれば、何が悪く、どう変わってほしいのか?を、繰り返し伝える
つまり、根気強く、何度も、何度も繰り返しこの「意識改革4つの発信」を行っていく!
これしかないのです。


全社的な意識改革の最大のポイントは、
「プロジェクトチームが、諦めずに、意識改革の4つの発信を諦めずに行い続けること」にあるのです。



4つの情報発信なんて簡単じゃん!それホント?


意識改革4つの発信は魔法と違い、簡単にやれるように思えます。
しかしやってみると、非常に難しい。それは、根気がいる辛い作業だからです。やっても、
  • 何度発信しても、糠に釘のような反応しかない。
  • 意識改革することによるメリットを伝えても、生返事しか返ってこない。
  • 彼らの言い分を聞く場を作っても、発言などほとんどしてこない。
  • 反対をするのなら、それについての代替案を提案することを求めても、何も提案してこない。
  • 意識改革の必要性が分かってくれたと言ってくれたのに、実際には何も変えてくれない。
  • 強制をしようものなら、猛反発してくる。
  • プロジェクトチームのメンバー個人へ、逆恨みする人も出てくる。
といったことが続くことも多いから。


懸命に意識改革4つの発信を続けていった結果、こういうことが何度か続くと、
「あんな奴らが沢山いるうちの会社で意識改革なんて無理じゃないか?」という諦めがチームメンバーの中に起こってきます。
そうなると、チームは「暗く憂鬱なドンよりした雰囲気」に包まれてくる。
この状況が更に続くと、次第にメンバー達が元気がなくなり、当初高かった改革へのモチベーションも下がってき、て「もう無理だ!」とチーム全員の心が折れて(口には出さないまでも)、意識改革を諦めてしまうようになってくるのです。こんなネガティブサイクルに入ってしまうと、4つの情報発信どころではなくなってしまいます。

意識改革推進のプロジェクトチームを診断してみよう。

プロジェクトチームがネガティブサイクルの入り口に立っていないか?の兆候を確かめるために、以をチェックしてみて下さい。
  • チーム内でメンバー同士、上司部下間の責任転換 の多発
  • 会議での発言の減少
  • メンバー間の感謝の気持ち、感謝の言葉の減少
  • チーム内での笑顔や冗談の減少
  • メンバーのチャレンジを回避する発言、消極的態度の増加
  • 問題の原因追求、及びその責任追及の増加
  • イライラしているメンバーの増加
  • 元気のないメンバーの増加

もし該当する項目がいくつかあるならば、チームがネガティブサイクルの入り口に立っており、意識改革に黄色信号が灯っています。
そんな時は、プロジェクトチームメンバーの能力UPに、まずは取り組みましょう。

具体的には、
意識改革を阻む抵抗勢力が沢山いて、「もうダメだ!」と挫折しそうになっても、
プロジェクトチームメンバーだけは、意識改革への希望を見失わず、明るく前向きに全社を引っ張る。
そのような後ろ姿が全社員の希望となり、モチベーションを上げていき、明るく前向きに意識を変えていく。
そんなメンバーへと成長させることに、取り組まれる事をおすすめします。

ヒントは以下に掲載していますので、こちらをご参照ください。
改革実現に向けリーダーのレジリエンスを高めるリーダー研修 L-PRM 研修会




当サイトの関連ページのご紹介

  1. レジリエンスを高めて改革実現を リーダー研修|L-PRM研修
  2. 意識改革3つのポイント
  3. 逆境で自信を失わない レジリエンスを育てる|PRG研修
  4. 若手・新入社員の離職率改善に向けてやるべき、全社的な意識改革とは?
  5. 離職率改善に向け、新入社員に意識改革すべきこと 総論編
  6. 離職率改善に向けた新入社員への意識改革 1: 仕事をする意味「何の為に仕事をするのか?」
  7. 離職率改善に向けた新入社員への意識改革 3: 異なるタイプの仲間との接し方